ニューヨーク、ジョン・F・ケネディ空港。ここで事件はおこります。なにやら、一人のおばあさんが怒っていますが?
「私のペットが出てこないわよ!」
「犬ですか?」
「おー、可愛い・・・蛇よ!」
ようやく現れた黄色いペットのかご。しかし・・・
「ワン!」そこに入っていたのは一匹の子犬でした。
この子犬が物語の主人公チャロです。
日本から飼い主の翔太とその父と旅行にきて、一緒に日本に帰るはずだったのに・・・。なぜか広い空港にひとりぼっちでとり残されてしまいました。
「誰か探して頂戴!!私のシャーリーはどこ?」
警備員達はチャロを捕まえようと追ってきます。チャロ危うし!
一生懸命逃げる!逃げる!!
ようやく荷物のすきまに逃げ込んだチャロは、「ハァハァ、危なかった!でも、どこだろう?どうなっちゃったんだろう・・・?」
すると、「どうしたの?」と声をかけてきてくれた雌犬がいました。
荷物の上のかごに入っていた彼女に、チャロは慣れない英語で一生懸命説明します。
「そう・・・それは可愛そうに・・・それじゃ、あなたは日本には二度と戻れないわよ」
「えぇ?どうして?」
解ったのは、非情な事実。
『犬は単独では飛行機に乗って日本に帰れない』ということ。
「そんな・・・ボク、どうしたらいいでしょう?」
再び、警備員が戻ってきました。
「ここにいたら危ない!とにかく外に出て、車に乗るのよ。いい?」
「わかった!!」
再び、駆け出すチャロ。そして「ポン!」
なんとラッキーなんでしょう!
車に乗ったとたん、走り出す自動車。
「ブゥ~」
空港を飛び出したチャロが見たものは夕暮れの摩天楼。
「わぁ!!なんて大きいんだろう!!」
チャロの大冒険はここから始まります。
