豪華なペットホテルに泊まり、今日はいよいよスペンサー家に向います。
チャロ達の乗ったリムジンがシカゴへ入ろうとしているころ、老犬のセントバーナード、アイクがようやく目をさまし、チャロに気がつきました。
「おや?いつの間に見慣れない友達が座っているぞ?」
「私のお友達のチャロよ」
キャンディは紹介すると、
「ところで、君はなぜシカゴに行きたいんだい?」
「えっと、その・・・」
うまく説明できないチャロに、
「何も言わなくていいんだよ。誰にでも心配事はある。それを聞いてもなんの役に立てなければ、いっそ知らないほうがいい。そのほうが君と楽しく過ごせるからね」
そして、シカゴは初めてというチャロに、アイクはシカゴには風変わりなルールがあると教えます。
「シカゴでは、飼い主に応じて、犬や猫にもランキングがつくんだ。飼い主が金持ちであればあるほどペットの地位も高くなるんだよ。」
「まぁ!みんな楽しそうねもうすぐ着くわよ」とおばさんが振り返って言います。
はたして、チャロ達のリムジンの着いた先は、大資産家のスペンサー家でした。
「たとえば、ミスター・グレゴリースペンサーは大富豪の家系だ。スペンサー家の犬もいまはトップに見られるんだ。今のトップはサー・ジョゼフだよ。」
「キャンディ、君の家族ってお金持ちなんだねぇ~~」
玄関ホールから出てきた人を見て、
「あの人がグレゴリースペンサー氏?」
キャンディは、
「違うわ、執事よ。一家の主人はふつう最後の最後に登場するものよ。」
そして、目を見張る豪邸から現れたのは、白く美しい大型のシェパードでした。この犬があのサー・ジョゼフです。
「ようこそ!旅はいかがでしたか?」
「楽しいよ。まぁ、ずっと寝ているだけだけどね(笑)」
アイクは挨拶のあと、
「そうそう、若い友人を紹介しよう」
ジョゼフにキャンディを紹介すると、
「聞いている。よろしく。」
次にチャロは紹介してもらうと、ジョゼフに挨拶します。
「はじめまして!ミスター、いや、えーっと、サー・ジョゼフ!」
どうやら、威厳のあるジョセフに圧倒されてドギマギしています。
「きみもニューヨークから?」というジョゼフの問いに「日本から来た」と答えると、ジョゼフが鋭い視線をチャロへ向けます。
チャロ以外は素晴らしい血統の犬ばかり。
どうやら、完全に浮いた状態のチャロですが、このあとどうなるのでしょう?
