ある日のこと。スペンサー家では、シカゴに来て150年を祝って、盛大なパーティが開かれようとしています。
「わぁ~すごいや!」
「だって、パーティですもの」
「ねぇキャンディ、あの人のドレス、輝いてまるでプリンセスのようだね?」
「チャロって、もう子供なんだからぁ・・・」
庭には招待客のペットの猫達も集まっています。その中には、かつて猫のトップグループにいた「ポール」もいました。しかし、今はその座をルイーザに奪われていました。
「ヘイ、ポール!今年は気楽でいいだろ?えっ?」
「何が言いたいんだ!」
ポールは他の猫と、なにやら言い争っています。
「それにしても、こんなシケたパーティなんか・・・」
どうも不機嫌なポールは、パーティにも文句を言っているようです。
そのとき、次から次と運ばれてきたご馳走に、ポール以外の他の猫たちは飛びつきます。
この光景を見ていたチャロは、フランクにたずねます。
「どうして他の猫は、ポールの言うことに従わないの?」と。
「犬とネコは違うのです。犬は、秩序を大切にします。ね?チャロ。しかし・・・」
別の猫が2人の会話に割り込んで解説します。
「猫が大切にするのは自分自身だよ。もちろん他人も尊重するけど、各自が自立しているのさ。」と。
「ルイーザは?」
「彼女は公の場に姿を見せないからね・・・。」
そこにまたタクシーが到着します。
車から降りてきたのは、ちょっと場違いな雰囲気のポニーテールの細身の女性、そして・・・
なんと!以前チャイナタウンで出会ったあの猫も一緒です。
「あっ!あのときの・・・」
屋敷の執事が彼らを出迎えます。
「いらっしゃいませ、エイミー・チャン様」
これを聞いたパーティの参加者はどよめきました。
なぜなら、彼女は今、シカゴの社交界で話題の人物だったからです。
「ありがとう。あの・・・彼女も一緒で構わないかしら?」
「もちろんでございます。ネコ様も歓迎です。」
エイミーと呼ばれた女性は、連れの金色の目をした猫に呼びかけます
「聞いたルイーザ?行きましょう。」
「やっぱり、あの猫はルイーザだったんだ。でも、どうして?」
チャロの疑問は増えるばかりです。
パーティは始まったばかり。これからどう展開するのか楽しみです。
