チャロは遂にルイーザに占ってもらうことになったのです。
チャロの目をじっと覗き込むルイーザ。そして・・・
「とても強いパワーを感じるわ、チャロ。日本に戻りたいのね?」
「もちろん!」
「ただし、占いは本当に未来を告げるわけではなくて、一つのアドバイスということを覚えておいてちょうだいね」
大事なのは自分を信じること。そうすれば夢は叶う・・・と続けるルイーザ。
それはトモコの言っていた言葉と同じです。
ルイーザはそれから、カードに手をかけます。
最初に出たカードはEASTの「E」。
「カードは東にとどまれと言っているわ。」
「東?」
「あなたを必要とする人がいるわ。ショート・ヘアの、そう、少年かしら」
「翔太が?!」
東にいれば、翔太が戻ってくるというのでしょうか?
チャロはすっかり困惑。西にいけば日本に近づくはずと思ってシカゴに来たのに、東とは・・・。
さらに、ルイーザがカードを操ると、今度は「CAST」の四文字が。
「CAST」には、サイコロを振る、魔法をかける、俳優というを意味があるのですが・・・
その四文字がチャロの未来に大いに関係していると言うのです。
【東、つまりニューヨークで!】
「ニューヨークに戻りなさい、チャロ。何かが待っているわ。」
「そんなぁ・・・」
せっかく苦労してシカゴまで来たのに…。どうして・・・?
「じゃ、聞くけれど、シカゴに来て何があったかしら?」
「ルイーザに逢って・・・。たくさんの犬と猫に出会って、話したよ。そして、彼らはみんな違っていて、面白かったよ」
「そうね。どんなことにも意味があり、無駄はないのよ」
そして、続けてとアドバイスするのでした。
「常に自分を見つめて、自分を理解することが夢の実現につながる」と。
自分の願いと相反するカードの言葉に、チャロのほほには大粒の涙が溢れて落ちてゆきます・・・。
「自分がどういう存在なのか見極めなさい。自分の力で考えなさい、チャロ。」
やさしくルイーザは諭します。
翔太のもとに帰りたいだけなのに・・・。自分の夢がとてつもなく大きなものに思えてきたチャロでしたが、
涙をぬぐいルイーザに別れを告げます。
その後、エイミーが部屋に入って「CAST」のカードを見ます。
「あら!ルイーザ。私が一日中考えていたことだったのに、どうしてわかったの?奇跡だわ!」
チャロは、再びニューヨークに戻るのでしょうか?
そして、翔太が戻ってくるというのは本当なのでしょうか?
