ルイーザの占いは、「東にあなたを必要とする人がいる。」と言うものでした。
東に行くと、翔太が遠ざかるのにどうしよう・・悩むチャロは果たして?
キャンディがニューヨークへ戻る前日、チャロの部屋を訪れます。
「チャロ、明日の朝ニューヨークに戻るわ。」
「えっ、明日?」
「私たちはニューヨーク、東へ戻るけど、チャロは西に向うのでしょう?」
「そ・そうなんだけど・・・」
「どうしたの?何かあったの?」
「い・いや、なんでもない・・・」
「そう・・・じゃ、もうお別れなのね。元気でね・・・」
キャンディはそれだけ言うと、急いで立ち去ります。
実はもっと話したかったのですが、これ以上いると別れがつらくなるから・・・。
そんな思いを抱えているとは知らないチャロは、迷っていました。
『どうしたらいいんだろう?ルイーザが言うように、本当にニューヨークに戻るべきなんだろうか?』
その夜、ウトウトすると、紫の煙が立ち上り・・・
夢にあの「夢の旅人アンドーラ」が現れました。
「アンドーラ!どうして?」
「あなたが私を呼んだのよ。何か悩んでいるんでしょう?」
「知ってるの?」
「わかるわよ。」
「チャロ、あなたに見せたいものがあるの。」
そして現われたのは・・・ソファに横たわり呻いているドレッドの姿でした。
「ドレッド!!」
「ドレッドは、毎晩チャロの夢を見ているのよ。」
「ドレッド!どうしたの?具合が悪いの??」
「彼は、あなたがシカゴへ来る前から体調が悪かったのよ。」
そんな!!チャロは、ドレッドから目が離せません。
『チャロ!ダメだ、そっちじゃない!!』ドレッドは叫んでいます。
「ドレッド!!ボクはここにいるよ!!」
「チャロ、これは夢の中よ。」
「チャロ、自分を深く見つめてどうしたいのか、考えなさい」
そういいながら、アンドーラは煙と共に消えてゆきました。
朝の光が差してきて、目が覚めると、屋外からキャンディたちの声がします。
「キャンディ!待って!!ボクも帰るよ!!」
チャロは「ニューヨークへ戻ろう!」と決心し、キャンディの元へ。
しかし、キャンディたちがニューヨークへ帰る車がまさに出発しようというときで、ドアが閉じられ、リムジンは走り出してしまいました。
「待って~!ドレッドの元に帰りたいんだよ!!」
チャロは走ります。走っても走っても走る車には追いつけない…
とその時、車が急に止まりました。
「サー・ジョゼフ!何するんですか?危いじゃないですか!」
なんと!あのジョゼフが身を挺して、車を止めてくれたのです。
すると、何が起きたのか見ようとしてシャーロットおばさんが大急ぎで窓を開け・・・
「チャロ、乗れ!!」その瞬間、ジョゼフは叫びました。
反射的に車に飛び込んだチャロは、シャーロットおばさんのひざの上にちょうど乗っかることができました。
「あら、まぁ!またあなたなの?」
「夢をあきらめるな!」ジョゼフのエールを受け、走り去る車から、
「本当にありがとう!サヨナラ~!!」
と、チャロはスペンサー家に別れを告げるのでした。
車のバックシートでは、微笑むアイク。
「キャンディ、僕はニューヨークへ戻る、決めたんだ!」
キャンディは、思いがけない展開に見るからにうれしそう♪
チャロもうれしそうでした。でも、同時に心をよぎる思いはドレッドのことです。
ニューヨークのドレッドが心配なチャロの心は、リムジンよりも早く飛んでいるかのようです。
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