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リトルチャロ 第29話「アンドーラとの再会」

ルイーザの占いは、「東にあなたを必要とする人がいる。」と言うものでした。
東に行くと、翔太が遠ざかるのにどうしよう・・悩むチャロは果たして?

キャンディがニューヨークへ戻る前日、チャロの部屋を訪れます。
「チャロ、明日の朝ニューヨークに戻るわ。」
「えっ、明日?」
「私たちはニューヨーク、東へ戻るけど、チャロは西に向うのでしょう?」
「そ・そうなんだけど・・・」
「どうしたの?何かあったの?」
「い・いや、なんでもない・・・」
「そう・・・じゃ、もうお別れなのね。元気でね・・・」
キャンディはそれだけ言うと、急いで立ち去ります。
実はもっと話したかったのですが、これ以上いると別れがつらくなるから・・・。

そんな思いを抱えているとは知らないチャロは、迷っていました。
『どうしたらいいんだろう?ルイーザが言うように、本当にニューヨークに戻るべきなんだろうか?』

その夜、ウトウトすると、紫の煙が立ち上り・・・
夢にあの「夢の旅人アンドーラ」が現れました。

「アンドーラ!どうして?」
「あなたが私を呼んだのよ。何か悩んでいるんでしょう?」
「知ってるの?」
「わかるわよ。」

「チャロ、あなたに見せたいものがあるの。」
そして現われたのは・・・ソファに横たわり呻いているドレッドの姿でした。

「ドレッド!!」
「ドレッドは、毎晩チャロの夢を見ているのよ。」
「ドレッド!どうしたの?具合が悪いの??」
「彼は、あなたがシカゴへ来る前から体調が悪かったのよ。」

そんな!!チャロは、ドレッドから目が離せません。

『チャロ!ダメだ、そっちじゃない!!』ドレッドは叫んでいます。

「ドレッド!!ボクはここにいるよ!!」
「チャロ、これは夢の中よ。」

「チャロ、自分を深く見つめてどうしたいのか、考えなさい」
そういいながら、アンドーラは煙と共に消えてゆきました。

朝の光が差してきて、目が覚めると、屋外からキャンディたちの声がします。
「キャンディ!待って!!ボクも帰るよ!!」

チャロは「ニューヨークへ戻ろう!」と決心し、キャンディの元へ。
しかし、キャンディたちがニューヨークへ帰る車がまさに出発しようというときで、ドアが閉じられ、リムジンは走り出してしまいました。

「待って~!ドレッドの元に帰りたいんだよ!!」

チャロは走ります。走っても走っても走る車には追いつけない…

とその時、車が急に止まりました。
「サー・ジョゼフ!何するんですか?危いじゃないですか!」

なんと!あのジョゼフが身を挺して、車を止めてくれたのです。
すると、何が起きたのか見ようとしてシャーロットおばさんが大急ぎで窓を開け・・・

「チャロ、乗れ!!」その瞬間、ジョゼフは叫びました。
反射的に車に飛び込んだチャロは、シャーロットおばさんのひざの上にちょうど乗っかることができました。
「あら、まぁ!またあなたなの?」

「夢をあきらめるな!」ジョゼフのエールを受け、走り去る車から、
「本当にありがとう!サヨナラ~!!」
と、チャロはスペンサー家に別れを告げるのでした。

車のバックシートでは、微笑むアイク。
「キャンディ、僕はニューヨークへ戻る、決めたんだ!」
キャンディは、思いがけない展開に見るからにうれしそう♪

チャロもうれしそうでした。でも、同時に心をよぎる思いはドレッドのことです。
ニューヨークのドレッドが心配なチャロの心は、リムジンよりも早く飛んでいるかのようです。


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