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リトルチャロ 第30話「友情の証」

キャンディと一緒に戻ったニューヨーク。
そこでは摩天楼が輝き、まるで彼らの帰りを歓迎しているかのようでした。

車を降りると、チャロは一目散になつかしいドレッドのねぐらへ駆けつけます。
「ドレッド!チャロだよ。どこにいるの?」
いつもの場所にドレッドが見当たらず、チャロは不安になります。

すると・・・
「チャロ?何故戻ってきたんだ?」姿を現したドレッドは、つれない態度です。

「ドレッド、大丈夫?」
「大丈夫って何が?」
「だって病気なんでしょう?夢で見たんだ。ドレッドが苦しんでいるのを」
ドレッドの病気を心配するチャロは話始めます。

「たとえおれが病気でも、おまえに帰ってきてもらう意味はない。」
「だけど・・・」
「俺のために夢をあきらめるなんて迷惑な話だ。西に戻れ!」
しかし、チャロは、
「ドレッドはボクにたくさんのことを教えてくれた。だから、今度はボクがドレッドの助けになりたいんだよ!」

その気持ちはドレッドの心を打ちますが、ドレッドは「オレは病気じゃない」と平静を装います。

「フン!勝手にしろ!」
まるで親子喧嘩のようなやり取りですね。

そんないつもと同じドレッドの態度にちょっぴり安心したチャロは、マルゲリータにも挨拶しようと、ローザの店へ向かいます。
しかし、レストランはなんだかいつもとは違う雰囲気です。
「ワン!ワン!」

カチッとドアが開くと・・・
「まぁ、チャロ!なぜここに?これは幻かしら??」
「ほんとに長いこと会ってなかったような気がするわね!でも、どうして戻ってきたの?」
「ルイーザが、宜しくって言っていたよ」
「どうしていた?彼女は」
「エイミーの小説が売れて、いまは有名になったんだよ。」
「まぁ!ほんとによかったわ!!!」

「でも、レストランは・・・今日お休みなの?」
実はレストランは引っ越しの準備中でした。
マルゲリータの話では、ローザの夢だったマイアミの新しいリゾートホテルに移転するというのです。
「凄いや!」
「そうなの、その準備で食糧や・・・」
食べ物の話になったときでした。チャロのお腹が
「グゥ~」

「まぁ、チャロお腹がすいているのね?でも、食べられるものは全部運びだしてしまったし・・・」

すると、ローザが姿を現しました。
「まぁ!チャロ!!ほんとに長いこと会ってなかったような気がするわね!」
「そうだ!!」
店に引き返したローザは、お別れのプレゼントだと言ってひとつながりのソーセージをくれました。
そして、
「チャロ、強く生きるのよ、わかった?」

チャロはいかにも美味しそうなソーセージをドレッドといっしょに食べたくて、引きずって帰ります。
久しぶりの二人の食事が楽しみで、心はドレッドの元に飛んでいるようです。

でも、ローザのレストランがなくなると、チャロとドレッドは食料の調達が難しくなります。
そして何より、ローザとマルゲリータとの別れは目前なのでした。

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