ローザにもらったソーセージを、一緒に食べようとしたチャロ。
しかし、
「自分の食べ物をほかの誰かと分けあおうなんて考えるな!」
「いやだ!ドレッドが食べないなら僕も食べない」
ソーセージを前に意地を張り合うドレッドとチャロ。
そんなことはツユ知らず、
「わぉ!なんとうまそうな食べ物だ!!」
夜が明け、チャロの目に飛び込んだのは、信じられない光景でした。
渡り鳥サリーとその仲間達がソーセージを食べているではありませんか!
「何てことするんだよ!!サリー・・・そのソーセージは僕たちのものだよ」
一本だけのソーセージ。
あまりにも思いがけない出来事に、チャロは泣きべそをかきますが、
「さぁ、わかっただろう?これが現実だ。」と諭すドレッド。
それでも、その一本をドレッドと半分に分けようとお願いするチャロ。
「だって、ドレッドと一緒に食べたいんだもの・・・一緒に食べてよぉ~!」
と泣き出すチャロに、
「わかったよチャロ。負けたよ。お前が先に食べろ。残りを俺が食べる。」
チャロはソーセージにがぶっと食いつきました。それは、なんと美味しいソーセージだったでしょう。
ニューヨークで生きてゆく厳しさをチャロに教えようとするドレッドですが、チャロの強い「やさしさ」に心を揺さぶられているのでしょう。
そして、また朝がやってきました。
ソファの上で目が覚めたチャロは、苦しそうにあえぐドレッドを発見。
「ドレッド、大丈夫なの?」と声をかけます。
「あ~、大丈夫だ。」と強がるドレッドは、続けて
「それよりチャロ、お前の国の話を聞かせてくれ。日本の話を・・・」
チャロは、初めて日本のことを語りるのでした。
「日本ではね、春になるとサクラが咲くんだよ。一面ピンク色に染まって、まるで夢の世界のようなんだ」
チャロの思い描く日本とは?翔太と過ごした日本の春。
チャロの心は日本に飛んでいました。
