ドレッドは相変わらず体調が悪く、チャロは心配です。
そして、ローザのレストランがなくなった後も、なんとか食べ物を探し続けるチャロ。
ある朝のこと。
けたたましく消防車とパトカーのサイレンが鳴り響き、何事かと驚くチャロ。
「見ろ、あの黒い煙を!どうやら、火事のようだな。たぶんビルの後ろの倉庫だろう。」
チャロは建物の向こうから立ち上っている煙を見ました。
「ちょっと様子を見てこよう。」
「ボクも行く!」
「ダメだ!危ないからおまえはここにいるんだ。いいな?」
「わかったよ・・・」
しかし、一人残ったチャロは気が気でありません。
ドレッドを心配して現場に行くと、そこには仕事中のシリウスがいました。
「チャロ。どうしてここに?」
「僕たちのねぐらはすぐ近くにあるんだ。それで大丈夫かどうかドレッドが確かめに来ているはずなんだ。」
「ビルは燃え続けている。我々は延焼を防ごうと努めているところだ。危険だから離れていなさい。」
その時、ビルのそばを歩いていたキャサリンの頭上に、ビルの煉瓦ブロックが崩れて落下して・・・!
しかし、キャサリンは・・・気づいていません。
「危ない!!」と叫び、飛び込もうとするシリウス。
ドスン!
「キャッ!!」
なんとシリウスの前に、さっと現れた大きな黒い影がキャサリンを突き飛ばしていました。
「キャサリン!!」
かろうじて、レンガはキャサリンの体から外れたようです。
シリウスとほかの隊員たちが駆けつけると、
「大丈夫よ。けがはしてないから。イタッ!!」
しかし、キャサリンは足をくじいた様子で、病院に運ばれることになりました。
「シリウス、お前も一緒においで。」
救急車が去った後も、チャロはあまりの出来事に動けません。
すると、キャサリンを助けた黒い影がむっくりと立ち上がり・・・
それはなんとドレッド!しかも血を流して・・・
「ドレッド!大丈夫??」
「チャロ、なぜここに居る?来るなといっただろう?」
「キャサリンを助けたのはドレッドだったんだ!」
そして、二匹はその場を離れ、空き地に避難します。
一方、キャサリンは自分を助けたのがシリウスだと思い、
「ありがとう!お前が助けてくれたのね。」
しかし、その言葉を聞いたシリウスは複雑な心境です。
あの時・・・
ほんの一瞬ためらったために、自分ではなくドレッドに先を越されたのです。
それにしても・・・
病気で、体力も落ちている自分の身を省みず、キャサリンを救ったドレッド。
なんだか、過去の出来事が知りたくなりませんか?
