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リトルチャロ 第33話「火事」

ドレッドは相変わらず体調が悪く、チャロは心配です。
そして、ローザのレストランがなくなった後も、なんとか食べ物を探し続けるチャロ。

ある朝のこと。
けたたましく消防車とパトカーのサイレンが鳴り響き、何事かと驚くチャロ。
「見ろ、あの黒い煙を!どうやら、火事のようだな。たぶんビルの後ろの倉庫だろう。」
チャロは建物の向こうから立ち上っている煙を見ました。

「ちょっと様子を見てこよう。」
「ボクも行く!」
「ダメだ!危ないからおまえはここにいるんだ。いいな?」
「わかったよ・・・」

しかし、一人残ったチャロは気が気でありません。
ドレッドを心配して現場に行くと、そこには仕事中のシリウスがいました。

「チャロ。どうしてここに?」
「僕たちのねぐらはすぐ近くにあるんだ。それで大丈夫かどうかドレッドが確かめに来ているはずなんだ。」
「ビルは燃え続けている。我々は延焼を防ごうと努めているところだ。危険だから離れていなさい。」

その時、ビルのそばを歩いていたキャサリンの頭上に、ビルの煉瓦ブロックが崩れて落下して・・・!
しかし、キャサリンは・・・気づいていません。

「危ない!!」と叫び、飛び込もうとするシリウス。

ドスン!
「キャッ!!」
なんとシリウスの前に、さっと現れた大きな黒い影がキャサリンを突き飛ばしていました。

「キャサリン!!」

かろうじて、レンガはキャサリンの体から外れたようです。

シリウスとほかの隊員たちが駆けつけると、
「大丈夫よ。けがはしてないから。イタッ!!」

しかし、キャサリンは足をくじいた様子で、病院に運ばれることになりました。
「シリウス、お前も一緒においで。」

救急車が去った後も、チャロはあまりの出来事に動けません。
すると、キャサリンを助けた黒い影がむっくりと立ち上がり・・・

それはなんとドレッド!しかも血を流して・・・

「ドレッド!大丈夫??」
「チャロ、なぜここに居る?来るなといっただろう?」
「キャサリンを助けたのはドレッドだったんだ!」
そして、二匹はその場を離れ、空き地に避難します。

一方、キャサリンは自分を助けたのがシリウスだと思い、
「ありがとう!お前が助けてくれたのね。」

しかし、その言葉を聞いたシリウスは複雑な心境です。
あの時・・・
ほんの一瞬ためらったために、自分ではなくドレッドに先を越されたのです。

それにしても・・・
病気で、体力も落ちている自分の身を省みず、キャサリンを救ったドレッド。
なんだか、過去の出来事が知りたくなりませんか?


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