クリスの手術が無事に終わって、激しく長い雨の続いたある日、
チャロは泥だらけになって泣いているキャンディを見かけます。
駆けつけると、
「キャンディ!どうしたの?こんなに泥だらけになって・・・」
「チャロ~」
「クリスに何かあったの??」
「いいえ、クリスの手術は成功して元気よ。明日退院しておうちに戻ってくるの。」
チャロが訳をたずねると、
「クリスが戻ってきたらシカゴへ行くって言ったでしょう?だから、その前にチャロに何かプレゼントをあげたかったの」
というのです。
「トリプルハートのペンダントを身につけると願いがかなうって聞いたから、プレゼントしたかったの。でも、そのペンダントを見に行ったら、こんなことになっちゃって・・・。」
とまた泣き出してしまうのでした。
「いつもつらいときには助けてもらったわ。だから、何かを渡したかったの」
チャロはそんなキャンディに
「キャンディ!ペンダントなんかなくてもいいよ。その言葉だけで十分だよ」と言います。
「そんなこといわれたら、また泣きたくなるじゃない・・・ワァ~~ン!!」
後日、チャロが歩いていると、白いリムジンが止まります。降りてきたのはキャンディ、
「キャンディ!!」
チャロのほおにキスをします。
「私たち、今日シカゴへ行くの。とても幸せよ!」
「えっ??今日、シカゴへ行っちゃうの?」
突然のことに、チャロは動揺します。
「そうよ。でも私・・・チャロに言わなければならないことがあるわ。その赤い星のことで・・・」
キャンディは「赤い星」でうそをついていたことを告白しようとしますが、チャロはそれを制止して
「大切なのは自分を信じること、そうすれば夢がかなう。赤い星のペンダントは、いつも思い出させてくれる【魔法の星】なんだ」と言います。
その時、クリスが静かにやってきて
「お別れはできたかい?そろそろ行くよ。」
「もうちょっとだけ!!」
別れ際、
「チャロ、いろいろなことを教えてもらったわ。あなたみたいな犬って初めてよ。あなたは特別な人。だから、きっと日本へ戻るという夢をかなえられると信じているわ」
「本当にありがとう、チャロ。そして・・・さよなら」
キャンディはチャロの夢にエールを送りながら、クリスの待つ車に向かいます。そしてシカゴへ旅立っていってしまいました。
去ってゆくリムジンに向かい
「さよなら、キャンディ~~」
今の二人にはまだまだつらい別れ・・・。
いつの日か、この別れが二匹を成長させるのでしょうか??
