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リトルチャロ 38話「ドレッドの魂」

日に日に弱っていくドレッドは、何も食べられない状態でした。
チャロはドレッドのために公園に食べ物を探しにでかけますが、なかなか見つかりません。

ドレッドを残してゆくのが気にかかるのですが、
「朝早いと、きっと見つけられるから、行ってくるね。」
「俺のことは心配するな。」

そして、道の途中、通りすがりの幸せそうな犬の親子たちに見とれていると、

「何を見てるんだ?」という声が。

「ドレッド!!」チャロは自分の目を疑います。
なぜかそこですっかり元気になったドレッドに出会うのです。
「よかった!元気になったんだね、本当によかった!」

しかし、ドレッドはチャロに
「遠いところに行くのでしばらく会えなくなる。」
「えっ?どこに行くの?本当に大丈夫なの?」
「おまえは夢をあきらめずに日本へ帰るんだ。約束してくれ」
そう言うと、いなくなってしまいました。
「待ってよ!!」

振り向いたドレッドは小さな声で「サンキュウ、チャロ」とつぶやきます。
「待って!何を言ってるの?もう一度言ってよ!!」
チャロはドレッドの去ったほうへ追いかけますが、その姿は消えていました。

不吉な予感にかられたチャロがあわててねぐらに帰ってみると・・・
ドレッドの姿はなく、かわりにマルゲリータが泣いています。
「マルゲリータ!どうしてここに?」

「チャロ、よく聞くのよ!」涙をこらえて、マルゲリータは話しはじめました。
「どこにいるの、ドレッドは?」

「ドレッドはさっき運ばれて行かれたわ。ほんの少し前よ」
「どういうこと?さっきまで僕と話していたんだよ!!」
「なんということ!チャロに会いに行ったのはドレッドの魂だったのよ。」
思わず泣き出すマルゲリータですが、続けて
「これからは、私たちの心の中に生きているのよ」

ソファの近くに何か落ちているのに気がつきます。それは、ドレッドの眼帯でした。
「ドレッド、ありがとう・・・絶対に日本へ帰って、ドレッドにサクラを見せてあげるんだ!約束するよ、ドレッド~~」
そうチャロは誓い、泣きじゃくるのでした。
そのそばでは、マルゲリータが静かに見守っています。

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