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リトルチャロ 第2話「遠い日本」

ピックアップ・トラックに乗ってマンハッタンについたチャロ。しかし、これからどうしていいのかわかりません。

「ヘイ!そこで何している?どっかへいけ!仕事の邪魔だ!」駐車場のおじさんには野良犬あつかいされます。
「えっ?邪魔なの?」
マンハッタンはチャロにとって、もはや親しげな街ではなくなっていました。

NYの街をさまようチャロ。
カフェのいい匂いに誘われたチャロが近づくと、
「まぁ、可愛い子犬だこと!ちょっとサンドウィッチをあげようかしら」
「辞めとけ。オイ!消えろ消えろ!」と、どこへ行っても追い払われるチャロ。

再び歩いて街角を曲がると、ビルのうち1つはなじみがあるように思えました。
「あっ!翔太と泊まったホテルの近くにあった建物だ!」
チャロは翔太を思い出すだけで、幸せな気持ちになりました。
「翔太が探しに来るかもしれない!」
クライスラー・ビルに近い翔太と泊まったホテルにやってきたチャロですが、「ここは犬の来るところじゃない!二度とくるな!」とやはり門前払い。

空腹で疲れ果てたチャロは道ばたにへたり込みます。
「もう、歩けない・・・」

ギュゥ!
「イタっ!」
そのとき突然、誰かにしっぽを踏まれました。
そこには、大きなボクサー犬が!アイ・パッチをしたその犬はいかにも怖そうです。
「ここは、オレの縄張りだぞ。」とすごまれてしまいます。

チャロは謝りつつも、その犬に尋ねます。
「あのぉ・・・」
「うん?」
「日本へはどうやって帰ったらいいの?」
「日本?」
「はい!歩いてどれくらいで帰れるの?」

ボクサー犬は驚きながらもこう答えます。
「もう帰れないな。もう無理だ。生きている間には絶対に帰れないさ。」
「なんで駄目なの?ボク、わからないよ・・・」

「犬は飛行機には乗れない。だから、お前が日本へ帰るのは絶対にできない。」
「お前は死んだも同然だ。」
ボクサー犬は再び歩き始めます。
「ウソ!ウソだ!翔太・・・!」
ショックで涙があふれ、その場にへたりこむチャロ。

泣き声に振り返ったボクサー犬が見かねて、
「しかたない、今日だけ助けてやるよ」
ドレッドという名のボクサー犬は、チャロをくわえて歩き始めます。

さぁ、どこへゆくのでしょう?


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