ある日、チャロとマルゲリータのもとへドレッドが駆け寄ってきました。
「ハァハァ・・・チャロ、すごいニュースだ!」
「ニュース?」
「良く聞け。アメリカは日本と海でつながっている。だから船を見つければ、その船に乗ればチャロは日本へ戻れるんだ!」
チャロは驚きます。日本へ戻るには、飛行機に乗るしかないと思っていたからです。
「本当なの?」
ドレッドが話すには、このアメリカは日本と海でつながっていると・・・。つまり船を見つければ、チャロは日本に帰れるというのです。翔太に会いたくて、絶対日本に帰るんだと強く決心したチャロを気にかけていたんですね。
「どの船が日本に行くかなんてわからないわよ!」と、マルゲリータは、母親の心境で一度は猛反対。
しかし・・・
「ボクは、どんな危険があっても翔太のいる日本へ帰るんだ!」
「まぁ!チャロったら・・・」その意志の強さに感動。
「よし、イーストリバーよりもまずはハドソン川へ行こう。」
3匹は船をさがしに桟橋へむかうのです。
「ハァ、ハァ・・・見ろ、チャロ!」
「ビンゴ!日本の言葉が書いてあるわ!」
「ホントだ!!」
そこにとまっていた船には、「寿司」の文字が書かれています。
「あの船は、きっと日本へ向かうに違いない」
「とにかく、船に乗ろう!」
ドレッドは、チャロに高いところにあるテラスを指差します。
「いいか、あそこから船に飛び乗るんだ。できるか?」
「えぇ??あんな高いところ?」
チャロはごくっとつばを飲み込み・・・「わかった!やるよ」
「じゃ、私が吠えて大騒ぎしてあげる。その間に!」
「いい考えだ」
「でも、そうするとチャロとはここでお別れになるのね」
さすがにマルゲリータは、熱い想いがこみ上げ、いつものおしゃべりが続きません。
「よし、行くぞ!」
「さよなら、チャロ!」
そして、マルゲリータは船員の注意をひきつけようと吠え続けます。
『どうした?』
『なんだ、この犬?』
その間にチャロとドレッドはテラスを上ります。
そして・・・ドレッドが叫ぶのです。
「チャロ、今だ、跳べ!」
『えい!!』心は翔太のもとへ・・・(翔太!!絶対日本へ戻るよ!!)
見事に船に着地したチャロ!
「やったぞ!」
ありがとう、そしてさよならドレッド!さよならマルゲリータ!!
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