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チャロ2 4話:飛びたいペンギン

新キャラクター登場!その名はムウ。夢見る乙女チックなペンギンとの出会いは?

チャロは翔太を毎日探し回るのですが、何も手がかりは見つかりません。
疲れて宿へ戻ったチャロ。と、
ガラガラ・・・ドスーン・・・
どうやら隣のようで、チャロはそっと覗きこむと・・・そこには赤いペンギンが!
チャロに気づいたのか、振り向くと、
「迷惑をおかけしていますか?あなたはお隣さん?」
「あー、そのう、ウン」
「はじめまして。私はムウ、ペンギンよ。ヨロシクね。あなたは犬?」
「ボクはチャロ。犬のチャロ。あのう・・・何しているの?」
「私、空を飛びたいの。高~く!!」
「飛ぶ?」
「私の夢なんですもの。あなたは飛びたくない?」と、チャロに笑顔を見せるムウ。
そんなムウの姿に、チャロの心は久しぶりに明るくなりました。

その夜、チャロは夢を見ます。それはニューヨークから戻ったチャロを以前以上に可愛がってくれた日々。
「チャロ、これからはいつも一緒だよ」
そして、チャロの足に皮の足環を付けてくれたことでした。
足環には「未来は君に。あきらめるな」と書かれていたのです。
「大切にするよ、翔太!」

やがて、チャロの夢はミドル・ワールドでうずくまる翔太の場面に変わります。
「チャロ、けがしてないといいな。」
ふと、翔太を呼ぶ高い声が聞こえてくるのでした。
「ハーイ、こっちへおいで。ここにきたら君の心配も晴れるよ」
「オーケイ」と、翔太は何者かに誘われて立ち上がっていました。

「翔太!いっちゃダメ!!そっちじゃない、ボクはここにいるよ!!!」
しかし、翔太には聞こえず、背中を向けていってしまいます。
「翔太~~!!」

「大丈夫?」
「あ?うん・・・」
心配そうにムウがチャロに問いかけます。
「翔太って誰?」
「ボクの飼い主で、友達なんだ。ボクは翔太を連れ戻したくて、ここに来たんだ。」

次の日の朝、チャロは公園で彼女を見つけました。ムウが切り株によじ登って短い羽をバタバタしているのです。
『何をしているんだろう?』

「おぅ・・・(バタバタ)うーん・・・(バタバタ)・・・」
飛ぼうとしては地面に落ち、それを何度も繰り返すムウ。
ムウは飛ぶ練習をしているようです。あきらめず何度も何度も・・・
そしてチャロに気づくと、
「あら、見ていたの?」
「うん、どうしてそんなに飛びたいの?」
「私・・・恋しているのよ。シャイニーといって、世界で一番長い距離を空を飛ぶ渡り鳥のリーダーなの。
とってもハンサムで美しくて・・・」
「シャイニーのように飛びたいんだね」
「そうなれば素敵だわ・・・」
もう一度、ムウは空を見上げ
「ハァ・・・もしあなたに夢があれば、絶対にあきらめないでしょう?」
「そうだね。がんばってね、ムウ。」
「ありがとう!」
チャロは(その姿を)まぶしそうに見ているのでした。


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