空港から飛び出し、ニューヨークの街を当てもなくさまよう子犬のチャロ。駐車場のおじさんには野良犬あつかいされ、とぼとぼ歩くチャロ。ふと天にそびえる大きな建物が目に入った。その建物は、以前、翔太と泊まったホテルを思い出し、元気を取り戻して一目散に目指しては見たけれど、飼い主のいないチャロではやはり入れてもらえません。空腹で疲れ果てたチャロは、気力も失せて道ばたにへたり込みます。
そのとき突然、誰かにしっぽを踏まれました。チャロの心臓はどうなっていたでしょう?飛び上がって振り向くと、そこには大きなボクサー犬が、いかにも怖そうな顔でチャロを見ています。そして、「ここはオレの縄張りだ!」とすごまれてしまうのです。
チャロはボクサー犬に謝りつつも、日本へ帰るにはどうすればよいのか、その犬に尋ねます。
「日本まで歩いていくと、どれ位かかるの?教えてください」
ボクサー犬はあまりの驚きに一瞬無言になります。そして、思いがけない言葉を口にしたのです。
「日本だと?日本は遠いぞ、お前は生きている間には絶対に帰れない。」
チャロは、ショックで涙があふれ、もう何もする気がしなくてその場にへたりこむ。このボクサー犬は、ドレッドという名前で、「しかたない、今日だけ助けてやるよ」と、哀れなチャロをくわえて歩き始めます・・・
※わずかな時間でこれほどの心細さと恐怖にさらされたチャロ。早く続きが知りたいですね・・・
