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第3話ソーセージの思い出

チャロがふと目を覚ますと、そこは夢に見た日本ではなく、ニューヨークの路地裏でした。「ああ、あの出来事は夢ではなかったんだ・・・」とため息をついたとたん、何かがチャロの足元に投げこまれたのです。それは、1個のベーグルでした。行く当てのないチャロを庇護してくれた、ボクサー犬のドレッドが与えてくれた食事でした。チャロは夢中でベーグルを食べる・・・。

やっとおなかも落ち着いた頃、ドレッドに連れられてあるイタリアン・レストランの勝手口に行くと、女店主のローザが二匹に声をかけてくれました。チャロが新顔だと気付くと、特別にソーセージを与えてくれたのです。しかし、チャロは食べようとしません。ドレッドが「食べろよ」と促しますが、チャロの目には涙があふれていくばかり。

どうしたのかと問いかけるドレッド。

ソーセージ・・・それはチャロにとって特別なものだったのです。飼い主の翔太と最初にであったとき、彼にもらったもの、それがソーセージでした。翔太との思い出をドレッドに語るうちに、チャロはこらえきれなくなり大声で泣き始めます。

もてあますドレッド。ひとしきり泣いたチャロは、落ち着くと、ドレッドにソーセージを分けあって食べようと提案しますが、ドレッドはこう断ります。

「それはおまえのものさ。食べられるときにはいつでも、なんでも食べる。それがこの街のおきてだ。」

ぶっきらぼうなものの言い方をするドレッドに、チャロはドレッドの暖かさを感じるのです・・・

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