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チャロ2 8話:小さなワナ

古びた建物の暗い部屋で、ランダが何かしています。魔法を使って、翔太のお父さんにそっくりな人形を作っているのです。
「ヘヘ!散歩の時間だ!」
すると、人形は動き出したのです!
「お前は、チャロを連れてくるのよ!」
悪魔のように、にやりと笑うランダ・・・

一方、その頃チャロは翔太を探し回っています。
「あの、小さな少年を知りませんか?翔太というのですが・・・」
「知らないなぁ」
チャロはいろいろな人に聞きまわりますが、手がかりがありません。
探し疲れ、おなかが空いてしまったチャロ。
すると、公園で元気に鳴いているセミのミニーに出会います。
「ミニー!元気だね?」
「おーチャロ。青空の下で鳴くのは気持ちいいよ!」
「ボクは翔太を探しているけど、手がかりがなくてがっかりだよ。ボクおなかも空いちゃった」
「じゃ、向こうの木の実を食べるといい。お腹がいっぱいになるってさ」
「本当?」

「でも心配だなぁ・・・」
小さな赤い実がなる樹の前で躊躇していると、
「ボクを信じてよ!」
「OK!甘い!」
赤い実を食べたチャロに、「甘いのか?」とミニー!
「えっ?」
「セミは食べないんだ^^」
どうやら、ミニーにだまされたようですが、ときすでに遅し!
それを一口食べると、お腹がいっぱいになり眠ってしまいます。
「そういえば、誰かが言っていたんだ。食べると眠くなるってね^^」
そう言って、ミニーは再び公園で鳴き始めます。

しばらくすると、翔太のお父さんの人形が近づいてきます。そして、チャロに気づいてもらおうとチャロの前を行ったりきたりします。しかし、チャロは眠ったまま・・・
木陰に隠れていたランダは、「もう!起きなさいよ!翔太のパパよ」
やがて、人形は溶けてしまいました。
「ちっ、計画が台無し!今日はダメだわ」そう言って、どこかへ消えていくのでした。

「チャロ、起きなさい。風邪を引くわ」
「ふぁー、あっカノン?」
「ふふ、赤い実を食べたのね。まだ眠たいのでしょう?」
「覚えてないや・・・」
「チャロ、背中にお乗りなさい。宿まで送ってあげるわ。」
「ありがとう」
カノンの背中で、チャロは、
「カノン、なんだか懐かしい匂いがするよ」
「そ・そう?なぜかしらね・・・」
あわてた様子で言葉を濁すかノンは、ナムタカの宿へ眠ったチャロを連れてゆきます。

チャロの部屋でベッドに寝かせたカノンは、しばらく寝顔を見つめるのでした。
廊下に出ると、ナムタカが言います。
「そなた、チャロの母親であろう?」
「えっ!」

カノンは、本当にチャロのお母さん?懐かしい匂いだけが手がかりですが・・・
そしてランダは一体何をたくらんでいるのでしょう?


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