Top >  チャロのストーリー >  チャロ2 17話:独り立ち

スポンサードリンク

チャロ2 17話:独り立ち

「ドゥーマ!」情報屋ジョニーが言ったように、大きな木の下でドゥーマを見つけムウが叫びました。
うれしそうにムウとチャロはドゥーマに駆け寄ります。
「ドゥーマ、大丈夫?よかった!」
「ムウ、チャロ」ドゥーマも笑顔で…。
「ドゥーマ、ぼくたち本当に心配したんだよ。」
「そうよ!もうあんなこと、私たちに2度としないで!」
チャロも、ほっとしています。
「ゴメンね。」
すると、ドゥーマはヘナヘナと座り込んでしまったのです。
「大丈夫かい?」
「しばらく何も食べていないんだよ」
「これを食べて!赤い実でおなかいっぱいになるのよ。」ムウは赤い実を数個ドゥーマの口に押し込みます。
「そんなにあげたらだめだよ、ムウ。」
「あっ、そうだったわ」
しかし、すでに遅く、ドゥーマはあっという間に赤い実を食べてしまいました。
「ファーア…」
今度はムウとチャロが木の下に座って待つしかありません。

夕方になり、ドゥーマがやっと目覚ます。
「チャロ、ムウ。ぼく寝ちゃったんだね」
「いいのよ。でもどうしてここへきたの?」
「ぼく、狩をしてみたかったんだ。」
「でもあなたはチータでしょう?狩りなんていつもやっていたんでしょう?」
「いやぁ」
ドゥーマがアフリカのサバンナにいた頃の話を始めます。

「ぼくはサバンナで生まれたんだ。サバンナはとても広い。本当に広いところだったよ」
母親ムズーリにとって、ドゥーマと兄のペンダは自慢の息子たちでした。
ところが彼女(ムズーリ)は過保護で、彼(ドゥーマ)に実際に狩りをさせようとはしなかった。
「獲物を見つけたら、体を低くして地面に伏せるのよ。やってみて。」
「OK、こう?」
「そうよ、いいわ。では次ね。」
こんな調子で、ドゥーマには何もさせなかったのです。
「私が捕らえるから、あなたはここにいてよく見ててね。とても危険だから。」
「あぁ…わかったよ…」

そんな二人に独り立ちの日が来ました。
「あなたたちはとても優秀なハンターよ。ペンダ、ドゥーマを助けてやるのよ」
「わかった」
しかし、兄のペンダはドゥーマが臆病だと知っていたので、彼に一人で狩をさせようとしました。
「ドゥーマ、今日は自分の力で狩りをするんだ。」
「えぇ、ぼくが?」
おびえるドゥーマに、
「いつまでも、おれのことを頼っていたら一人前のハンターにはなれない。」
「わかった…」
ドゥーマがシマウマの子どもを追いかけて、あと少しのところで後ろからシマウマの大群が突進して来ました。子どもを救いにきたようです。
「ペンダ~どこ?どうしよう~!」叫ぶドゥーマに、
「ドゥーマ、走れ!」
「兄さん!」
ドゥーマは必死で逃げました。しかし、兄のペンダは・・・シマウマに踏まれて息絶えたのです。
「ペンダ!ゴメンね。死なないで~!」
「俺が心配なのは、お前のことだけだよ」そう言い残して…。

「それからぼくは怖くなって、狩ができなくなった。だから、水だけを飲んでいたんだけど、とうとうお腹がすいてミドル・ワールドに来たんだ。最後の場所を覚えている。こんな木の下で一人ぼっちだった。」
ドゥーマが話し終えると、チャロはつぶやきます。
「みんないろいろな思いを残してここに来ているんだな。」
サバンナの空には、静かに星が輝いていました。


挫折しない英会話学習!

1日5分通勤時間で社会人力UP!
たったの2秒でワンちゃんが静かになる?

スポンサードリンク

 <  前の記事 チャロ2 16話のボキャブラリー  |  トップページ  |  次の記事 チャロ2 17話テレビのフレーズ1  > 

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

         

スポンサードリンク

更新履歴

  • My Yahoo!に追加
  • Add to Google
  • Subscribe with livedoor Reader
  • seo
このページについて

このページは「リトルチャロとNHKで英語学習」の記事のひとつです。

他にも多くの記事があります。トップページサイトマップもご覧ください。