思い立ったらすぐ実行!チャロの行動力はすごい!
ある日、チャロは情報屋ジョニーの元へ行き、カノンの息子について尋ねます。
「カノンの息子?よしきた!ちょっと待ちな。・・・ん?」
急に顔色の変わるジョニー。
「どうしたの?」
「なんていうことだ!この、ミドル・ワールドにいることは確かだが・・・これ以上は言えねえ。」
「なぜ?」
「お前は知らないほうがいい。」
「もういい!自分で探すから。この役立たず!!」
チャロは怒って店を飛び出しました。
そしてナムタカの宿へ戻ると、カノンが来ていました。
「カノン!あなたの息子ってどんな子?」
「えっ?どうしてそんなこと聞くの?」
「知りたいんだ」
「覚えているのは…白くてふわふわしていて、小さかったわ。」
「わかった。」
「いったいどうするつもり?」
「ね、カノンの息子さんはミドル・ワールドにいるらしいんだ」
「えっ?」
「彼を探そうと思って」
「そんな…私の息子を捜すなんて気にしないで。」
「でも、ボクはあなたの役に立ちたいんだ。」チャロは強く言い切るのでした。
「待っててね。」
そう言い、街へ飛び出すチャロ。
「チャロが私のために…」
そして翔太を、カノンの息子を探し回る日々が続きます。
ある日の午後、冷たい雨が降ってきて公園の木の下で震えていると、突然カノンが覆いかぶさってチャロを守ってくれます。
「カノン」
「私の息子のことはいいから、少し休まないとダメよ。」
「大丈夫だよ。ボクはカノンために何かしたいんだ。」
「チャロ。あなたは翔太を探しているんでしょう?」
「そうだけど…」
「だったら先に探さないと。私は目的に向かうあなたを見るだけでうれしいわ。」
「フフ、カノンて、お母さんみたいだね?」
「それは…」
「でも、もう少しだけカノンのために探したいんだ」
(チャロ!)
思わずチャロを抱きしめたくなるカノン。
次の日、ナムタカがカノンに話し掛けます。
「チャロは君の息子を探しているようだが?」
「ええ」
「決して探すことはできないんだぞ。」
「でも止められないわ。言うことを聞かないんですもの。」
「チャロのライフグローブの輝きが弱くなっている。チャロは疲れて死に近づいているようだ。」
「そんな!」
「人は自分の限界を知る必要がある。」ナムタカがつぶやくと、
「もう耐えられない!これ以上母親であることを隠すことはできない。」
「どういう意味だ?」
「去らなくてはならないわ」
「最後のときかもな」
「ええ…」
決意をナムタカに告げるカノンの目には涙が…。
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