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チャロ2 21話:コロンの言葉

ペンギンのムウは、毎日コロンを捜し歩いています。
「コロンはまだ学校の生徒だったから、どこかできっと練習しているはず」
そんなある日の午後、バシャーン!滝のある池で大きな音が聞こえました。
滝の近くに行くと、そこにはヤギの老人がいました。
「おー、誰が飛び込んだの?」
「いやいや、彼女は自分から飛び込んだんだ。」
「何ですって!それって自殺?大変だわ!」あわてて飛び込もうとするムウ。
そのとき、水面に顔が浮かび上がってきました。
「まー、生きているわ!!」
「あわてなさんな。だから言っただろ。自分から飛び込んだと。コロンは泳ぎの練習か何かをしているだけなんだ。コロンちゃーん、大丈夫か?」
「コロンですって?」
なんとそれは…探していたコロン!
「コロン!!」
「水泳教室のムウ先生?」
ムウとコロンは再会を喜びました。
「やっとコロンと逢えたわ。探していたのよ。」
そして、コロンを長く抱きしめるムウ。
その後、ムウはコロンをナムタカのロッジに連れてゆき、一緒に暮らすことにしました。

数日後、コロンはムウが公園で飛ぶ練習をしている姿を見かけます。
「先生、何しているの?」
「え?えぇ…、空を飛ぶ練習なの」
「どうして空を飛びたいの?」
「だって、早く自由に空を飛び回れたら素敵じゃない?」
「なんだかチャーリー先生が言っていたこととは違うね。」
「チャーリーが?なんと?」
「先生が休んだ日のこと覚えている?」
「ええ。」
コロンは、ムウが病気で仕事を休んでいた時のことを話し出します。
コロンの隣に静かに座るムウ。

チャーリーが一人で生徒に教えていました。
「1,2,3…」
「いいぞ、十分に準備しないと、いきなり泳ぐのは危険だからね。」
「はぁーい、先生。」
そのとき、水面の下から見上げると空を飛ぶ渡り鳥の大群が・・・。
「わぁ、きれい!」
「いいなあ、空を飛べるなんて」
「ペンギンは飛べなくていいんだよ。その代わり泳げるじゃないか。」
「でも渡り鳥ってきれいだよ。僕も飛びたいよ!」
そうだ、そうだと騒ぐ子どもたちに、
「みんな、よく聞きなさい。世の中には、泳ぎたくても泳げない動物が多いんだよ。だから、泳げることは素敵なことなんだ。ほら、ムウ先生が泳ぐ姿は世界で一番美しいだろ?」

「そして、言っていたわ。『ペンギンとしての誇りを捨ててはいけないよ』と。」
「チャーリーが?」
「だから先生のように泳げるようにと、練習しているのよ。きっと、ムウ先生が好きなのよ」
「ま、チャーリーったら・・・」
チャーリーが私を美しいと・・・ムウは胸の高鳴りを感じるのでした。


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