イタリアン・レストランから陽気な大声が響いてきます。その声を聞いたドレッドは「うるさいのがきた」と顔をしかめます。店から現れたのはマルゲリータ。首にバスケットをぶらさげたおばさん犬です。
マルゲリータは陽気にドレッドに話しかけますが、ドレッドはかかわりたくなさそうです。マルゲリータはドレッドが連れているチャロに気がつくと、「かわいい子犬ちゃん!」とばかり、猛烈な勢いでしゃべりかけてきます。
チャロは彼女の早口な英語にちんぷんかんぷん!マルゲリータはそんなことおかまいなしでどんどんヒートアップ。
ようやく、お互いの自己紹介ができると、マルゲリータはチャロをショッピングに誘います。チャロはびっくりしつつも興味津々。ドレッドに許可を得て同行することになりました。暖かい春の日差しの中、マルゲリータは陽気に歌い始めるのです。
「ニューヨーク、ニューヨーク、世界一の魅惑の街…。」
そして、チャロとマルゲリータは、あるお店の前にやってきました。
マルゲリータはチャロに、自分のそばにいるように言うと、店に向かって吠えます。中から店の人がでてきます。マルゲリータは、彼はジョンで親友だと言います。ジョンはマルゲリータの持ってきたメモの通りに食材をかごに入れていきます。その間にもジョンはマルゲリータにやさしく話しかけ、マルゲリータはワンワンと答えます。二人はまるで本当に会話をしているようにチャロには見えました。
帰り道、マルゲリータはローザが熱を出して買い物に行けない時、代わりにお使いにいき、その時以来ジョンと友達になったと教えてくれました。さらに、マルゲリータはローザに拾われた思い出を話し、チャロも同じ境遇だった事を聞くと、私たちは「友達」だと言います。そしてその時、チャロとマルゲリータはとても可愛い雌犬を見かけたのでした。
ある日、チャロが公園のそばを歩いていると、目の前にボールが飛んできました。つい飛びついてしまうチャロ。そこに現れたのは、先日みかけた可愛い雌犬。
「ボールをかえして!」と厳しい口調にチャロはたじたじ。茂みの向こうから、「キャンディ」と呼ぶ声がします。彼女の飼い主です。彼女の名前を知ったチャロは、自分も名乗り、日本から来た事を伝えます。再び飼い主が呼ぶ声に、キャンディは行ってしまいます。
数日後、チャロは翔太の夢をみました。翔太と初めて出会った雪の日の事を誰かに説明しているのです。捨てられていた子犬のチャロに翔太がくれたソーセージ、犬を飼う事に反対するお父さんをとうとう説き伏せた事。そして名前をくれたこと…
目が覚めたチャロは、やっぱりニューヨークにいました。しかし、チャロはがっかりしている様子はありません。
