車泥棒のたてこもり現場にキャサリンとシリウスがいます。しかしシリウスはうわのそら。
マルゲリータから聞いた「ドレッドを傷つけたのはキャサリン」が頭から離れないのです。その時、たまたまドレッドが路地を歩いているのを見かけたシリウスは警察犬としての自覚を忘れ、思わずドレッドを追い、問いつめます。「なぜそのキャサリンを助けた?」
ドレッドはため息をつき、そしてシリウスに「オレにもしものことがあったら日本に帰りたいチャロのことを頼む」と言います。シリウスは現実を見ろと鼻で笑いますが、ドレッドは真剣です。「現実には奇跡があるのさ。オレが変わったように」そう言って去っていってしまいます。
響くサイレンの音。あわてて持ち場に戻るシリウスですが、すでに事件は解決済みでキャサリンはカンカンです。「再教育プログラムへ送るわよ!」シリウスが初めて味わう苦い失敗でした。
ある日チャロはキャンディをみかけます。キャンディは病院の裏庭でなにやらお祈りをしています。実は飼い主クリスが明日手術を受けるため、キャンディはクリスが散歩の時立ち寄るという木の下に一生懸命花を集めているのでした。チャロは彼女をはげまそうと手術の時一緒にいてあげると約束するのでした。
翌日、キャンディが病院にいくと、すでにチャロが花を一輪持ってきていて、そして泣いていました。チャロは「クリスのためだけじゃなくてキャンディのためにもだよ」と照れます。しかしキャンディは言いにくそうに「クリスの手術が成功したら一家でシカゴへ引っ越すの」とチャロに告げます。その時、病院の建物内にクリスの乗った車いすが見えました。いよいよ手術が始まるようです。
それから数日、キャンディが泥だらけになって泣いています。チャロが訳をたずねると、シカゴへ行く前にチャロにプレゼントをあげたかったというのです。トリプルハートのペンダントを身につけると願いがかなう、そう聞いたキャンディはチャロのために探しに出たのですが、泥水にはまってしまったのでした。チャロはそんなキャンディに「その言葉だけで十分だと」と言います。
後日、チャロが歩いていると、白いリムジンが止まります。降りてきたのはキャンディ、チャロのほおにキスをします。キャンディは「赤い星」でうそをついていたことを告白しようとしますが、チャロはそれを制止して「大切なのは自分を信じること、赤い星はそれをいつも思い出させてくれる」と言います。キャンディはチャロの夢にエールを送りながら、シカゴへ旅立っていってしまいました。
