嵐の日、風で飛ばされた帽子を探す老婦人に、何とか帽子を渡したことを、「こんなことがあったんだ」とマルゲリータに話した時思いがけなく褒められたチャロの気持ちが表現されます。
■ What you did might not be heroic, but I'm sure you did a very good thing.
あなたのしたことは華々しくはないかもしれないけど、とても立派なことよ。
what you did がひとかたまりで「あなたのしたこと」となり、それが heroic (ヒーロー的/華々しい)ではないかもしれない、ということ。次の文は sure の後の that が省略されていて、「あなたがとても良いことをした」ことを I'm sure(確信している)と言っています。マルゲリータのセリフですが、heroic と a very good thing を同じように強調して、チャロの小さな親切を誉め称えています。
シリウスの大活躍ばかりがクローズアップされる中、チャロの行動を褒める彼女は、立派な保護者です。
■ You did?
そうなの?
相手の言ったことを聞き返し、確認するときによく使われます。もとの相手の文 I met Sirius yesterday. には一般動詞の過去形が使われているので、それを did で受けています。
「僕にできることはこれ位だけど・・・」と、告げたことに対するマルゲリータの言葉を聞いて、きっとチャロは一つ自信を持ったことでしょう。
■ 補足ボキャブラリー
doesn't even care
気にもとめない、ぜんぜん関心を示さない
catch up
追いつく(caught は過去形)
You go ahead. I'll catch you up in a minute.
先に行ってて。すぐに追いつくから。
side by side
並んで
lose your pride
プライドを失う
You lose your pride, you lose everything.
プライドを失うことは、すべてを失うことだ。
★ If you lose pride, you lose everything. とも、Those who lose pride lose everything. とも言えますが、口語では、このように2つの文を併置するスタイルが好まれます。
