チャロ2 23話:にせもの
やっと翔太に再会できたチャロ。ジャンプして翔太の腕に。
「翔太、逢いたかったよ!」
「へーい、チャロ」
??チャロは翔太の言葉に何か違和感を覚えます。
「翔太、本当に翔太だよね?」
「何言ってるんだい?信用しないの?」その顔は悲しそうでした。
「そんなことないよ」
しかし、その不安は消えず、翔太を試すことを考えました。
「ね、あの足輪に書かれた言葉を覚えてる?『未来は』のつづきを何だっけ?」
「おー、チャロ」翔太の人形はチャロの言葉をさえぎり、抱きしめてごまかそうとしました。
「ごめん。翔太ぼくあんまりうれしくて・・・」
翔太の人形がほほ笑み、「そうだ。これを食べて。ほら!」
ポケットからソーセージを取り出すと、
「ありがとう!お腹すいていたんだ!」
「やっぱり翔太だ!僕の大好物を知っているんだもの。」チャロは疑うことをやめ、おいしそうに食べます。
ところが、そのソーセージを食べると、
「なんだか気持ちが悪い。お腹が痛いよ。翔太・・・?」
その顔を見上げると、ランダの魔法が切れて、人形はドロドロと溶けてしまったのです!
「あれ、翔太どうしたの?溶けた??」
具合が悪いのとショックでチャロはその場に倒れてしまいました。
そのとき、ドゥーマが通りかかりました。
「チャロ!どうした??大丈夫か?」おろおろするドゥーマ。
「とにかく、宿に連れて帰ろう!」一生懸命走ってゆくドゥーマ。
その様子を見ていたランダは、
「もうちょっとのところで彼を捕まえられたのに!ま、ソーセージに入れた薬の効き目はそう簡単に切れないからね。フフフ!」
宿屋では、ドゥーマとムウとナムタカが3人でチャロを看病しています。
「チャロ、しっかりして!」ムウの声が。
「このままじゃ、現世に戻れなくなるぞ」とナムタカが言うと、
「何ですって?チャロ!」
チャロは夢の中で翔太と戯れていました。そして、翔太が溶けて「何が起こったの?翔太、翔太!!」と、叫んで熱にうなされていたのです。
ライフグローブも緑色に変化し輝きが弱くなっています。
「ナムタカ、ぼくたちに何かできることはないの?」うなされるチャロにドゥーマは苛立ちを感じます。
「うーん、薬が必要だな。アムリタ草だが」
「それはどこに?」
「はるか西のイシス川に生えている」
「よし、その薬草を採りに行こう!」ドゥーマが言います。
「だが、気をつけなさい。西は死の国に近くなり危ない。」
「でも、友達があぶないのに、じっとしていられないわ。」
そう言うとムウとドゥーマは赤い実をポシェットに入れ、チャロを救うために西に向かったのです。
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