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日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で |水村 美苗

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で
水村 美苗
筑摩書房 刊
発売日 2008-11-05


偏屈者は、村上春樹を思う 2009-04-05

 ずいぶん古い話になるが村上春樹氏の作品をすごく好きだった。新刊が出るたびに貪るように読んだ。文章が新鮮で、ストーリーもわかりやすくて気に入っていた。青春のただ中にいた私は、村上春樹信者だった。


 が、「ノーウェーの森」を読んで一気に熱が冷めた。


 それから彼の文章を嫌悪するようになってしまった。そのあとも、いくつかの村上春樹氏の作品を読んだ。夢から覚めたように読めなくなった。その理由の一つが、


「これは英訳出来そうな文章だ」


 と、いう思いであった。


 換言するならば「日本語ではない」と、感じたといえよう。


 村上春樹氏の文章を読んでいる私は、日本語で書かれた文章ではなく翻訳文を読んでいるような気分になっていた。日本ではなく外国の物語を読むように読んでいたことに気がついた。村上春樹氏の作品は、「日本語で書かれる必要」を感じなかったともいえる。


 その違和感をぬぐえないままに時間を過ごし、私なりに氏の作品を好きになれない理由としてきた。


 今回、本書を読んで、私が感じた違和感に近い感性を感じた。


 昔を懐かしむのは、老成した偏屈者の癖(へき)だが、かつては文章の名手が居た。池波正太郎さんや、柴田錬三郎さんなどを思い浮かべる。もちろん芥川、谷崎潤一郎氏などは最右翼であろう。が、最近の小説はつまらない。文の名手といえる人は私の内部では数えるほどしかない。


 日本語で書かれる必要性の感じさせない文は、日本文学と呼べるだろうか。本書を手にした私は、立ち止まって考えてしまう。そして、首をかしげる。


 ほっと、ため息をつき、読むべき本、読みたい本のことを考えたりしてしまう。


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日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で はご存知ですか?

私も本屋さんに立寄った時に、気になって手に取った本なのですが、目次を読んだだけで欲しくなっちゃいました。

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で には、ちょうど気になっていた事がそのまま書かれていたんです。

これって凄いタイミングだと思いました。

なので、日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で の価格も気にせずにレジまで直行、購入しました。

家に帰ってから早速読み始めたのですが、内容自体は決して難しくはありません。

逆に初心者にも分かりやすいくらいの表現で書かれていると感じました。

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で を読んでみて思ったことは、「この日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で に出会えて良かった!」というのが正直な感想です。

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